プロローグ

 まず、「探求」せざるをえない人間として、そうでしかあり得ぬ自分自身を見るなら
余計な、期待を持たずにこの門をくぐってください。

ここで言う探求とは論理的に見えても、哲学的に見えても
論理や哲学に解消されるものではありません。
宗教的に見えたとしても、宗教的な完成を目指すわけではありません。
(ただ極限的には宗教と見分けがつきません。)

ただただ「探求」するという一点のみにおいて何処までも行こうとする者の足跡にすぎず、
特別重要なものではありません。

探求は至る所で、多様な方法でその真剣な試みが行われています。
過去もそうであり、未来もそうだろうし、何より今この瞬間にです。
私も探求者である以上、それらの試みに対して単に客観的であるだけではありません。

もしあなたが探求者であり、そうでしかあり得ぬと自覚できるなら、
ほんとにほんとに探求という挑戦を真摯に引き受けるなら、
それがいかに簡単そうに見えたとしても
安易にどこか満足するべき所に辿り着けるものではないことをご存知のはずです。

実のところゴールがあるのかどうかも怪しい。
たとえば成就した人がいたとしてそれが真正であるかどうか、
さらにはそれを越えるものがないと言えるかどうか、
それを如何なる方法で判断するのか。
  
やっかいなことに探求とは途中でやめられるものでは無いようです。
仮にやめたとしても「探求」の方があなたを追いかけて、
あなたの生を追い回す・・・。

探求に希望し、期待し、楽しみ、絶望し、疲れ果て、苦しむ人
は歓迎です。
 
自分自身に絶望しても自分自身以外にゴールがあると考えないなら
まだまだ挑戦を続けることができます。

私もそのような探求者でありたいと思います。




ダナ ケンタウロス



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